今日あったこと

午後、レンタルビデオ店にて。

私は、「マイノリティー・リポート」と「アニマトリックス」をレンタルして、店を出た。

その時だ。

いかにもという格好のにーちゃんと肩が触れた。

にーちゃん「おい、コラァ! ぶつかっといて、礼もなしかよ!」

あまりにも下げ過ぎと思われるサングラスの奥からは、全然怖くない視線が私を舐めている。

その不自然に金色に染められた髪。

腰パンを通り越して、太股パンなジーパン。

だめだ。

我慢してないと、私は大爆笑してしまいそうだった。

ASH「ごめんなさい。すいませんでした(棒読み)。」

はっきり言ってだ、こんなチェリーボーイにかまってる時間はない。

にーちゃん「あぁ? ちゃんと謝れってんだよ!」

馬鹿の相手は疲れる。

おそらくこのイエローモンキーは、見た目が自分より弱い奴にしかケンカをふっかけないのだろう。

私は、BMI値18.4(22.0が通常)だし、身長も172㎝と大柄ではない。むしろほっそりしている。

だが、格闘には自信がある。父親から教わったのだ。

ASH「だから、謝ってるでしょ。ごめんなさい(超棒読み)。」

にーちゃん「てめぇ、殴られてーのか?」

ASH「殴れるもんなら殴ってみろよ。」

そして、そのスペースデブリはハエも殺せないようなパンチを繰り出した。

無論、楽勝でよけた。

そしてそのまま、その社会不適合者の背後を取り腕の関節をキめた。

にーちゃん「いてぇ、いてぇ!」

蛆虫が騒ぐ。

ASH「どうする? このまま二度とケチャップのフタが開けられないお手々にしたげよっか?」

にーちゃん「放してくれぇ!」

ASH「物事には頼み方ってのが、あるでしょ?」

にーちゃん「うぅ・・・放して下さい。」

ASH「最初からそういえよ、このヴォケ。」

にーちゃん「くそ!」

そう言いながら、宇宙猿人ラーは去っていった。

男なら、武道の1つでもやれってんだよ!