今日あったこと
学校にて。
生活の授業。現在、介護の部分の授業をしている。
はっきり言ってだ、興味ないし、つまんないし、飽きた。
おそらく、他のみんなもそう思っているだろう。
そんなことを考えながら、ぼんやりと窓の外を眺めている私を、先生が呼んだ。
先生「ASH君? 今授業中です。」
ASH「(んなこた解ってるんじゃ、このヴォケ!)聞いてます。」
先生「では、高齢社会化問題、どのように解決したらよいと思いますか?」
先生の話す口調がウザい。ウザすぎる。私は反抗モードに入った。
ASH「間引けばいいと思います。」
先生「は?」
ASH「だから、65歳以上の人間を間引くんです。」
先生「何を言ってるの?」
ASH「増えたモノを減らすには、増えた分だけ削除すればいい。だから増えた分だけ、人間を削除すればいいと思います。」
先生「何馬鹿なこと言ってるの! そんなの間違ってる!」
ASH「ではお聞かせ願いたい。何が正解で、何が間違っているのか?」
先生「そんなの、自分で分かるでしょ!」
ASH「それは答えになってません。いや、答えられないはずです。
そもそも、物事の正解と不正解は曖昧です。
なぜなら、その正解と称された意見は多数決によって決まったからです。
そう、いつの時代、どこの場所においても、支持者が多い意見が正解となり、常識となる。
先生は、私に意見をお求めになった。その時点で、私の意見に正解も不正解もありません。
あなたには、私の意見を批判することも、否定することも出来ない。
私の意見は、「間違っている」と定義されていないのですからね。」
先生「そ、そんなの屁理屈です。」
明らかに私が優勢だ。なのにこの教師はまだ食い下がろうとする。醜い、醜すぎる。
ASH「先生が反論を返せないなら、屁理屈も立派な理屈です。」
先生「・・・・・」
ASH「黙ったということは、反論はないわけですね。では、先ほどの私に対する批判を謝って下さい。」
先生「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
ASH「謝れよ。」
そう私は冷たく言い放った。
先生はその後、小声でごめんなさいと言って頭を下げた。
私は、他人に自分の意見を押しつける人間が大嫌いだ。